《伝統の長距離G1》 2023年4月30日(日)
【京都11R】天皇賞・春(G1)
◎⑬ボルドグフーシュ
◯③タイトルホルダー
▲⑫ブレークアップ
△⑦、⑥、①、⑪、⑤、⑭
《Point》
・道悪の影響(重〜稍重?)
・路盤を作り直したことで水捌けがかなり良くなっている
・先行馬多数で上がりの掛かる競馬に
・差し馬の活躍に注目
〈ボルドグフーシュ〉
始動戦の阪神大賞典では、課題のゲートを決めることができましたが『0.3秒差・2着』。
ただ、上がりは『34.4秒』よりももう少し掛かって欲しいタイプですし、
初騎乗だった川田騎手は「いい前哨戦になった」と手応えを感じていました。
3走前の菊花賞で上がり『36.3秒』、2走前の有馬記念で上がり『35.2秒』を
マークしているように持続力勝負が合っています。
後方からの競馬となりますが、今回は先行勢にタイトルホルダーがいる組み合わせと
道悪の影響がプラス材料です。3200mへの距離延長も魅力的です。
陣営は「1回使ってピリッとした。状態は上向いている」とコメントしていますし、
万全の態勢で待望のG1初制覇を決めたいところです。
タイトルホルダーは、叩き台の日経賞をノーステッキで後続に8馬身差をつける圧勝。
有馬記念では『1.7秒差・9着』と崩れてしまいましたが、立て直された効果を
存分に発揮しました。
スタミナ勝負に非常に強いことと日本では力が抜けていることも改めて証明しました。
今回は京都へのコース替わりが最大のポイントとなりますが、
道悪は大きなプラス材料ですし、自分から早めに仕掛ける競馬が期待できます。
栗田師は「気持ちと体がマッチしている」と話しています。
ブレークアップは、2走前の有馬記念で『3.8秒差・16着』とかなり残念な結果に
終わってしまいましたが、前走の阪神大賞典で『0.3秒差・3着』と即巻き返しました。
前哨戦ではありましたが、今回有力馬となるジャスティンパレス・ボルドグフーシュと
好勝負を演じた点は注目に値します。
重い芝の方が合っていますが、4走前の六社Sと3走前のアルゼンチン共和国杯を
軽い芝で連勝しているように、確実に地力アップしています。
道悪では(3.0.0.1)と好成績を収めています。
今回は3200mへの距離延長となりますが、松山騎手からは
「この距離もしっかりこなせる馬。折り合いもついて、やりたい競馬ができる」と
強いコメントが出ています。