合同会社鷲田鷲男商店

競馬予想とデータ収集とブログとnoteとたまにボートレース担当 鷲田好位置  一口馬主とつまみと酒と旅担当 鷲田鷲男

2023【安田記念・鳴尾記念】レース回顧

今週は安田記念鳴尾記念の振り返りです。

豪雨の影響が心配されましたが、結果的には2重賞とも良馬場で行われました。

 

6/4(安田記念(GⅠ)】

《Point》

・数字面からも良好な軽い芝に回復

・前半3F『34.2秒』(ミドル)

〈1着・△⑱ソングライン〉

東京1600の持ち時計を『0.2秒』短縮。厳しい中2週のローテを昨年に経験していた

ことで前走以上の状態でレースに臨めた。大外枠から強敵の牡馬たちにつけた

『0.2秒差』という着差からも完勝と言える非常に強い内容だった。

戸崎騎手「ここに来てソングラインもまた一段、二段と上がっている」

〈2着・◯④セリフォス〉

内枠から先行する最高のレース運びで2着。やはり2走前のマイルCSのように

末脚を活かす競馬の方が爆発力が増す。

レーン騎手「とんでもない強い馬に差されてしまった」

〈3着・△⑭シュネルマイスター〉

外枠から上がり最速『32.8秒』をマーク。負けて強し。

ルメール騎手「もっと早いペースなら前でフィニッシュできた」

〈4着・△⑦ガイアフォース〉

2走連続でゴール前の強烈な伸びが目立つ。ベストは1800か?

〈5着・△③ジャックドール〉

1600でも瞬発力勝負は合わなかった。切れ負けした形。

武豊騎手「今日はマイルのスペシャリストが相手。無謀な挑戦ではなかったし、

     またマイルで頑張りたい」

〈6着・⑬レッドモンレーヴ〉

1400ベストだがGⅠ初挑戦でこれだけ走れたのは収穫。

横山和騎手「直線に向くまでの雰囲気も良く、おっ!という感じがあった」

〈7着・△⑤ソダシ〉

川田騎手の「4コーナーの手応えより、最後まで走り切ってくれた」というコメントから

も中2週で100%の状態ではなかったことが分かる。それでも前走から時計を『0.2秒』

短縮している。相手が強かった印象。

〈10着・▲⑪イルーシヴパンサー〉

直線で外に出せれば力を発揮できるタイプ。

岩田望騎手「直線は囲まれてしまい思ったほど伸び切れなかった。

      一つ噛み合えばここでもやれそう」

〈16着・◎⑫ナミュール

出遅れもあったが今回も本来の力を発揮できず…。

横山武騎手「また不利を受けてしまった。悲しい…」

 

6/3(鳴尾記念(GⅢ)】

《Point》

・前日は大雨だったが、回復するスピードが早く良馬場に

・1000m通過『59.6秒』は開幕週の重賞にしてはスロー

・それでもレースの上がりが『35.6秒』掛かった

・メンバーレベルは高くない

〈1着・△⑫ボッケリーニ〉

完全に長距離仕様になっているタイミングでの2000への距離短縮だったが、

開幕週の外枠から終始外を回って差し切った内容は良かった。

しかも、2着馬は展開利があった。

浜中騎手「7歳とは思えない若々しい体だし、さらに力をつけているのではないか

                 というような手応えも感じる」

〈2着・△④フェーングロッテン〉

直線では盛り返してきた。ラストは本当に甘いが、毎回しぶとく粘る。

〈3着・◎⑨アドマイヤハダル〉

岩田望騎手「勝ち馬に早めに動かれてしまい、仕掛けが遅れてしまった。

      状態は戻っている」

〈4着・⑧ワンダフルタウン〉

和田竜騎手「勝負所もいい感じだったが、坂で鈍ってしまった」

〈5着・△⑦マリアエレーナ〉

このメンバーレベル・展開ならもう少し粘って欲しいところ。

GⅢでも牡馬相手だと直線平坦の方がいいのか…。

〈9着・◯②カラテ〉

道悪が残って欲しかったのはあるが、良でももっと走れるはず。

菅原明騎手「ずっと前が壁になった」

〈12着・△⑭ソーヴァリアント〉

開幕週の外枠だったが、スムーズに先行できた。それでここまでバテてしまった。

精神的な課題を出してきている点が気掛かり…。

ルメール騎手「今日の感じなら1800ぐらいがいい」