【京都芝の馬場傾向】〜Aコース3週目(良→軽い芝)〜
土曜4Rの新馬戦(千四)が《1:22.3》。新馬戦としては好時計です。良好な軽い芝を保っています。1日を通して上がり33秒台がマークされることはありませんでしたが、上記の勝ち馬ケーブパールが内回りコースでも上がり《34.0秒》を使っていることから、外回りコースなら早い上がりが要求されるはずです。また、先行馬の粘りも可能ですが、差し馬の活躍が目立ちました。
【レースのPoint】
・全馬初距離
・京都の菊花賞は上がり33秒台になることも
・パクスオトマニカとリビアングラスが展開の鍵を握る
穴推奨:⑥リビアングラス
②ウインオーディン
⑧サヴォーナ
⑩マイネルラウレア
連軸候補:⑦タスティエーラ(長距離輸送カギ)
アタマ狙い:⑫ハーツコンチェルト(距離延長魅力)
〈リビアングラス〉
適鞍に戻った阿賀野川特別をきっちり勝利しましたが、前半3F《34.0秒》で押し切った内容はスタミナのある証拠。持続力が持ち味です。
それだけに、上がり《33.9秒》でまとめて、サトノグランツにタイム差なしとした2走前の京都新聞杯での粘りは注目に値します。
今は完全に先行する競馬をマスターしていますし、前走後に吉田豊騎手が「距離は延びても大丈夫」とコメントしたことも今回に繋がります。
メンバーは一気に強化されますが、前々での粘り込みに怖さを感じます。
〈タスティエーラ〉
第90代のダービー馬。2400mへの距離延長で瞬発力不足を補うことができただけに、3000mも悪くない印象です。堀師は「この馬自体はノーザンファームしがらきへの往復や北海道への長距離輸送の馬運車内で何か癖があるとか、マイナスになるようなところはない」とコメントしていますが、やはり初の長距離輸送は課題となります。ただ、ぶっつけ本番のローテではありますが、「非常にいいコンディション」と話しており、状態面の不安は一切ありません。
〈ハーツコンチェルト〉
前哨戦の神戸新聞杯は《0.1秒差・5着》。「思った以上に最後は脚を使えなかった」と松山騎手は振り返りました。物足りなさは感じますが、着差は僅かですし、大外枠のロスがあったように同情の余地はあります。
2走前の日本ダービーでは向正面で進出してスタートの出遅れをカバー。一番濃い内容を残しました。
3000mへの距離延長は最も魅力的です。武井師も「3冠の中で菊花賞が一番チャンスあると思っていた。1回使ってさらに良くなっている」とコメント。アタマで狙いたい存在です。
【推奨買い目】
3連複フォーメーション:⑥-⑦⑪⑭-⑦⑪⑭⑫⑰②⑧⑩①③⑯