【京都芝の馬場傾向】〜今週からCコース(重い芝)〜
土曜10RのエルフィンS(千六/L)の勝ち馬ライトバックが上がり《33.9》をマークしました。ただ、基本的には上がりの掛かるレースがほとんどで、Cコース替わりによる馬場レベルの上昇は僅かでしょう。土曜に行われた芝のレースは全て差し馬が勝利。特に外差しが目立ちました。そして、今週も馬場の内目を空けるジョッキーが多く、架空の内ラチが出現しています。これが予想の難易度を上げます。
【レースのPoint】
・先行馬手薄
・架空の内ラチが出現すると馬券的に勝負しづらく…
穴推奨:②インザモーメント
⑦レガーロデルシエロ
④ヴェロキラプトル
③ウォーターリヒト
⑥ナムラエイハブ
<インザモーメント>
前走のホープフルSでは全く人気がありませんでしたが、《0.8秒差・8着》はそこまで悪くありません。G1での経験値が今後に活きてきそうです。2走前に今回と同じ京都1800mで未勝利を突破しましたが、外回りコースでマークした上がり《35.1》は平凡です。それだけに、今回の荒れ馬場がフィットする可能性を感じます。陣営も「今の荒れて時計の掛かる馬場状態は合っていると思う」とコメントしています。また、鮫島駿騎手が先週の「良化の余地がある」から今週は「かなりいい動き」と状態面に関してトーンアップしているのも好感が持てます。
<レガーロデルシエロ>
前走のこうやまき賞で《0.1秒差・2着》とした後、ルメール騎手は「ずっと外にモタれていた。現状では右回りの方がいい」とコメントしました。それでも崩れなかったのがこの馬の能力でしょう。勝ち馬のジューンテイクがその後の朝日杯FSで4着に好走している点も同馬の評価アップに繋がります。右回りへの条件替わりは大歓迎です。
1800mでは2走前の未勝利戦を非常に強い勝ち方で突破しています。好位から抜け出して後続に3馬身差をつける完勝でした。上がりの掛かる競馬が合っており、荒れ馬場も気になりません。
<ヴェロキラプトル>
デビューから2連勝で臨んだホープフルSは《1.3秒差・10着》とG1の壁に跳ね返される形に。1000m通過《60.0》は2歳戦としては早めのペースですが、2000mへの距離延長がマイナスに働いたのも確かでしょう。
「この馬は切れ味で勝負するとか、そういうタイプではないと思うし、全体の時計が掛かるのはこの馬には比較的いい条件なのではないかと思う。今回は逃げずに競馬をしてもらう」と高野師は話しています。荒れ馬場は魅力的ですし、2走前の野路菊Sで控える形もクリア済みです。叩いての上積みで巻き返しを。
【推奨買い目】