【京都芝の馬場傾向】〜Cコース2週目(重い芝)〜
土曜11Rの洛陽S(千六)で《1.32.6》という好時計がマークされました!!Hペースで流れたことが要因ですが、今開催の時計で一番目立った印象です。他のレースでもSペースではありますが、上がり33秒台が多数マークされており、馬場読みが難しくなっています。また、馬場の内目を空けて通るレースもあれば、逃げ馬が粘り込んだレースもあったように、馬の特徴よりも騎手の判断が結果に直結してしまうと馬券的には勝負しづらくなります。
【レースのPoint】
・逃げ馬2頭の枠順に明暗
・後続はSペースになる可能性も
穴推奨:②ブレイヴロッカー
⑪マテンロウレオ(距離延長プラス)
⑦プラチナトレジャー
⑫アフリカンゴールド
連軸候補:⑨ルージュエヴァイユ
アタマ狙い:⑤べラジオオペラ
<ブレイヴロッカー>
3走前の清滝特別では上がり最速《33.8秒》を使いながら前を捕えきれませんでしたが、2走前の鳴滝特別は上がりの掛かる競馬で差し切りました。2走とも京都の外回りコースですが、前走のオリオンSは阪神の内回りコース。しかも、先行勢に有利なペースを4コーナー6番手から上がり《34.1秒》と切れました。着差以上の強さと言えますし、明け4歳を迎えて力をつけていることが分かります。
「当初は先週の小倉戦を予定していたが、馬場を考慮し切り替えた。坂の下りで加速できる京都外回りは合う」と本田師。陣営は今の荒れ馬場をこなせると考えているようです。少し上がりは掛かってほしいところですが、昇級緒戦の重賞でも怖さを感じます。
<ルージュエヴァイユ>
3走前のエプソムCは先行して持続力を、2走前の府中牝馬Sは後方から優秀な決め手を示しているように、自在性があります。この2戦から1800m適性の高さを感じていただけに、前走のエリザベス女王杯で2200mをこなしたのは大きな収穫となりました。この時の京都芝も馬場レベルが低下しており、今回の荒れ馬場も問題ありません。ベストは良好な馬場ですが、黒岩師からも「気持ちの強い馬で体幹もしっかりしているので、荒れた馬場も問題なくこなしてくれると思う。休み明けだが、成長分があっていい走りができそう」と強いコメントが出ています。
<べラジオオペラ>
6ヶ月ぶりの実戦となった前走のチャレンジCを制覇。まだ馬場適性も距離適性もはっきりしませんが、色々な条件をこなす器用なタイプです。2走前の日本ダービーでは《タイム差なしの4着》とよく頑張りましたが、超Sペース+最内枠でロスのない最高の競馬ができただけに、2400mをこなしたと考えるのは早計です。今回は間の2200mをこなせるかどうかが最大のポイントとなります。また、こちらも良好な馬場がベストでしょうが、4走前のスプリングSを〔重〕で勝利しており問題ありません。
【推奨買い目】
3連複フォーメーション:②-⑨⑤-⑨⑤⑪③⑦⑫(総流し)