【福島芝の馬場傾向】〜Bコース1週目(重い芝)〜
先週日曜11Rの福島民報杯の勝ち時計が《1:58.9》。勝ち馬のリフレーミングは上がり最速《34.2秒》という強烈な末脚で飛んできたように、開幕2週目で良好な重い芝を保っていることが分かります。先行馬の粘り込みも差し馬の台頭も十分に可能な馬場状態です。
【レースのPoint】
・今週はBコース替わりでさらに時計が早くなる
・先行馬と内枠の馬の巻き返しに注目
・ペースは読みづらい
・ヴィクトリアマイルの前哨戦
穴推奨:⑧ウインピクシス
⑬ライトクオンタム
⑪タガノパッション
⑫ラリュエル
②エリカヴィータ
連軸候補:①コスタボニータ
アタマ狙い:⑮シンリョクカ
<ウインピクシス>
1800mに(4.1.0.3)という実績を残しています。4走前のクイーンSで《0.2秒差・2着》と好走しましたが、インの2番手に控える形でも伸びてきたのは大きな収穫となりました。3走前の福島記念では2000mのHペースでも《0.3秒差・4着》と崩れなかったように、1800mなら牡馬相手にも通用する力を感じました。
近2走は大敗が続いていますが、2走前のターコイズSは4コーナーで競馬をやめていましたし、前走の愛知杯も乱ペースに巻き込まれたことと敗因ははっきりしています。
上原博師からは「昨年は前がふさがり着順こそ悪かったが本質的に福島は合っている。確実に気配は良くなっている」とコメントが出ています。3ヶ月の休養によるリフレッシュ効果で巻き返しを期待します。
<コスタボニータ>
安定性が強みのタイプですが、前走の中山牝馬Sは《0.3秒差・5着》と物足りない内容。西村淳騎手は「今日は大事に乗り過ぎた」と振り返っていました。確かに2走前は2000mの愛知杯で《0.2秒差・3着》としているだけに、ベストの1800mならもっと強気に乗ってほしかったところです。
絶好枠をゲットした今回はチャンスでしょう。杉山佳師も「調整は順調で最終追いも今までにない切れのある動き」と高評価しています。
<シンリョクカ>
キャリア2戦目の阪神JFでいきなりリバティアイランドに《0.4秒差・2着》まで迫った時はG1戦線での活躍は確実と思っていましたが、そこから5戦連続で馬券圏外となったのは意外過ぎました。ただ、前走の中山牝馬Sで《0.1秒差・3着》とようやく復調気配。ガラッと内容を良化させるならアタマまで突き抜けてほしいのが本音ではありますが、これで再び軌道に乗る可能性があります。
今は重い芝向きにシフトしている印象ですし、斤量も1kg増なら全く気になりません。外枠に入ってしまっただけに、先行力を活かすことができれば。
【推奨買い目】