リバティアイランドが牝馬3冠を達成しました!!今年の3歳馬全体で見ても、抜けた存在でした。ただ、そこに肉薄する一頭が…。
10/15(日)【秋華賞】
〈レースのPoint〉
・1000m通過《61.9秒》(Sペース)
・レース前に稍重に回復
・数字面からは道悪の影響感じない
〈1着・軸⑥リバティアイランド〉
単勝1.1倍の圧倒的な1番人気に応える完勝。道中の位置取りも完璧でしたし、4コーナーを回ってくる時の手応えも他馬とは違いすぎました。
〈2着・⑦マスクトディーヴァ〉
勝ち馬は最後に流す余裕がありましたが、それでも1馬身差まで迫ったのは立派です。「このペースで動きたい時に動けなかった」という岩田望騎手のコメントの通り、直線だけの競馬になったことでラストは勝ち馬以上の瞬発力を使っています。この2頭で後続を《0.4秒》離しています。春のクラシックには縁がありませんでしたが、一気にG1級が現れました。
〈3着・②ハーパー〉
「この位置から速い脚は使えず、ジワジワ伸びていた」とルメール騎手。
〈4着・穴⑤ドゥーラ〉
「いつもと違うリズムで勝ちに行った分甘くなった。それでも走ってくれているのは、この馬の地力」と斎藤騎手。
〈5着・⑧モリアーナ〉
軽い芝に回復したことは味方していますが、これで5走連続の『稍重』。軽い芝の良でベストパフォーマンスに期待します。
〈6着・③マラキナイア〉
この内容なら2000mまではこなせそうです。「今のところ1800mの方が力を発揮できると思うが、今後すごく良くなる」と池添騎手。
〈7着・⑱エミュー〉
大外枠で出遅れるロスの大きな競馬に。レースの上がりが《34.0秒》と早くなる中、道中は最後方辺りからよく追い込んでいます。もっと長い距離の方がベターですが、一発のシーンがありそうです。
〈8着・④コナコースト〉
このペースでハナを切ってバテる=2000mも長い
〈9着・頭⑮ヒップホップソウル〉
まさか後方からの競馬になるとは…。横山武騎手は「レースでも噛んでいた。ペースが遅くて力を出し切れなかった」とコメントしていますが、見せ場すらありませんでした…。少し上がりの掛かってほしいタイプではありますが。
〈11着・⑬ラヴェル〉
外枠のロスを減らすために坂井騎手は文句なしの先行策を取りましたが、やはり左回り巧者でしょう。
10/14(土)【府中牝馬S】
〈レースのPoint〉
・1000m通過《60.0秒》(Sペース)
〈1着・⑦ディヴィーナ〉
引っ掛かるのを利用してハナに立ってから折り合わす好騎乗。課題の1800mもクリアしたとみて良さそうです。
〈2着・軸⑤ルージュエヴァイユ〉
先行馬手薄の組み合わせだっただけに、痛恨の出遅れだと思いましたが、上がり《32.7秒》を使ってハナ差まで迫ったのは力です。横山武騎手は「逃げてもいいぐらいのプランだった」とコメントしており、やはり自在性があります。
〈3着・⑧ライラック〉
軽い芝では買えません。戸崎騎手も「東京コースのような決め手勝負になっては分が悪いと思っていた」とコメントしています。牡馬相手でもやれる力を持っています。
〈4着・⑬フィアスプライド〉
上がり最速《32.6秒》をマーク。溜める競馬なら1800mも問題ありませんでした。外枠のロスを跳ね返す好内容。
〈5着・頭⑥プレサージュリフト〉
ルメール騎手が「最後の直線では前が壁になった」と話しているように、脚を余す形に。1800mは大丈夫そうです。
〈7着・穴③ルージュスティリア〉
「とてもいいリズムでレースを運べて、どれだけ伸びるのかという雰囲気だった。伸びなかった理由を探さないといけない」と川田騎手も敗因を掴みきれていません。ただ、軽い芝の究極の瞬発力勝負は分が悪い印象を受けました。
〈9着・⑫イズジョーノキセキ〉
「道中力んでいたその分。最近は稽古でもそうだが、どうにも力んでしまう面がある」と非常に気がかりなコメントが出ています。
〈10着・頭⑪シンリョクカ〉
秋華賞をパスしてまで臨んだ一戦でしたが、まさかの大敗に終わってしまいました。「極端な競馬をすれば良かったかも。使えば良くなると思うし、また一からやり直し」と吉田豊騎手。見せ場も全くありませんでしたし、ショックな敗戦ではあります。