今年を締めくくる『ホープフルS』は史上初の牝馬V!!ゴンバデカーブースとサンライズアースが出走取消。タリフラインは残念すぎる競走中止に…。
12/28(木)【ホープフルS】
<レースのPoint>
・1000m通過《60.0秒》は2歳戦としては早めのペースで、上がりが《35.9秒》掛かった
<1着・⑬レガレイラ>
直線で見せた切れ味は他馬が止まって見えました!!ペースが流れたことで展開は向いていますが、スタートの出遅れを跳ね返しました。今回は直線の急坂と2000mへの距離延長がポイントでしたが、ルメール騎手は「ラストの瞬発力は凄かった。今回は2000mで乗りやすかったので、さらに距離が延びて良さそうな感じ」とコメントしているように、春は皐月賞の可能性が高そうです!!
<2着・ア⑥シンエンペラー>
内枠から完璧なレース運びができましたし、直線では完全に抜け出したところを並ぶ間もなく交わされてしまいました。勝ち馬を褒めるべきです。ただ、ムルザバエフ騎手が「切れ味のある馬に来られてしまった。最後もまた一生懸命ファイトしようとしてくれたが、その時にはゴールを迎えていた」と話しており、併せ馬の形ならまた違ったようです。重い芝と直線の急坂はクリアしました。
芝でここまで走れるとは驚きました。内枠からロスなく運べたことはありますが、重い芝でスタミナを活かす競馬ならやれることが分かりました。
<4着・④アドミラルシップ>
スタートが決まらず後方からの競馬に。初戦とは全く違う形でもよく追い込んでいます。もっと長い距離でさらに良さが出そうです。
直線で完全に前が詰まってしまいました。調教師からは怒りのコメントが出ていますが、仕方ない部分が大きいと思います。最後の最後に内ラチ沿いをしっかりと伸びていたように、決して悲観する内容ではありません。
<6着・穴⑩シリウスコルト>
前走の芙蓉Sから《2.2秒》という時計の短縮に成功したのは成長です。「まだ力をつけている途中」(三浦騎手)
<7着・穴⑪ショウナンラプンタ>
課題のゲートを決めて3番手をゲットした時はやられたと思いました。「1コーナーからずっと外に張っていて、4コーナーでは曲がれないぐらい強烈に張った」と鮫島駿騎手がコメントしているように、道中からコントロールが全く利きませんでした。それでも「能力的には大きいところを取れる馬」と鞍上は以前から高評価している点に大注目です。
<9着・⑫ディスペランツァ>
モリス騎手から「距離が長い。1600m〜1800mがベスト」と意外すぎるコメントが出ました。
<12着・穴⑮ウインマクシマム>
「1コーナーでこすられ、2コーナーでぶつけられ、4コーナーで振られて、全く競馬にならなかった」と松岡騎手。思い切ってハナを切ってもいいと思っていただけに、納得のできる乗り方ではありませんでした。将来を考えて控える形を勉強させることはもちろん必要ですが、それをG1でやらなくてもいいのでは…と思ってしまいます。