衝撃的な牝馬二冠達成でしたし、京都のダートに大きな変化が見られました!!
5/21(日)【オークス(GⅠ)】
《Point》
・1000m通過『60.0秒』(全馬初距離のレースでは珍しい早めのペースに)
〈1着・◯⑤リバティアイランド〉
単勝1.4倍の断然に応える牝馬二冠達成。後続につけた『6馬身差』は1986年以降の
オークスの最大着差。勝ち時計の『2:23.1』と上がり最速の『34.0秒』も共に文句なしの
数字で、結果的には2400への距離延長は全く問題なかった。
川田騎手「今後のためにもここは2400をしっかりと走り切って、
どれほど走れるかということも試したかったので、差はつく事は分かったが、
ちょっと馬の動きを求めてみた」
〈2着・△⑫ハーパー〉
勝ち馬には突き離されてしまったが、2400への距離延長がプラスに働いた。
ルメール騎手「3.4コーナーで手応えはあまり良くなかったが、
勝ち馬の後ろはベストポジションだった」
〈3着・△⑬ドゥーラ〉
課題のゲートを決めたことが大きい。メンバー中第2位の上がり『34.1秒』は
勝ち馬と僅か『0.1秒差』。2400を味方にした好内容だった。
斎藤騎手「これくらいの距離が合っている」
〈4着・△①ラヴェル〉
こちらも課題のゲートを決めたことで、最内枠から最高の競馬ができた。
アルテミスS勝ちとオークス4着からも東京を得意としていることが分かる。
坂井騎手「今までで一番雰囲気が良いと感じた。最後は勝ちに行った分」
〈5着・△⑰シンリョクカ〉
吉田豊騎手「ずっと外を回らされてしまった」
〈6着・⑦ヒップホップソウル〉
2400への距離延長で良さを見せた。
津村騎手「すごい反応を見せ、一瞬これは!と思った」
〈7着・△⑨コナコースト〉
レーン騎手「スタートして隣の馬とぶつかってしまい、位置が後ろになってしまった」
〈9着・▲⑯ドゥアイズ〉
吉田隼騎手「スタンド前発走でイレ込んでいた。距離は合うと思ったんですけどね」
〈11着・◎⑥ゴールデンハインド〉
ハナを切る予想だったが、道中はまさかの5番手追走になってしまった。
菅原明騎手「前に馬がいるとハミが抜けてフワフワしてしまうので、
無理してでもハナに行って突かれる方がいいかもしれない」
5/20(土)【平安S(GⅢ)】
《Point》
・勝ち時計『1:59.8』とレースの上がり『39.4秒』は共にかなり掛かっている
・この日の京都は軽いダートとは思えないような数字がマークされた
〈1着・△②グロリアムンディ〉
前走のダイオライト記念とは全く違う条件の京都1900でも強い内容を残した。
しかも、他馬よりも重い58kgを背負っていた。
ただ、時計・上がりの掛かるダートになったことは味方した。
川田騎手「正直、あまりいい具合ではなく、前回より少ししんどさを感じる追い切り
だった。素晴らしい状態ではない中、これだけのパフォーマンスができる」
〈2着・△⑪ハギノアレグリアス〉
勝ち馬と同様、時計・上がりの掛かるダートになったことが味方した。
〈3着・◯⑮ヴァンヤール〉
重賞ウイナー達と好勝負を演じた。馬場不問は大きな強み。
荻野極騎手「外枠でロスが生まれてしまった」
〈4着・◎⑩タイセイドレフォン〉
団野騎手「3コーナーで脚がなくなったが、最後まで頑張ってくれた」
〈8着・④ホウオウルバン〉
4コーナー14番手から上がり最速『38.7秒』をマークした内容は悪くなかった。
〈9着・△⑤ノットゥルノ〉
武豊騎手「直線に向いて、息切れという感じ。次は変わってきてくれる」
〈13着・△⑧ロードヴァレンチ〉
永野騎手「ゲート内でも左トモを残す感じ。精神的に苦しいところがあったのか…」
〈14着・▲⑯メイショウカズサ〉
浜中騎手「年齢的なものがあるのか…」