毎年、超高速馬場になる夏の小倉芝の状態は!?
8/13(日)【関屋記念(GⅢ)】
〈レースのPoint〉
・レースの上がりが《33.8秒》という軽い芝の瞬発力勝負
〈1着・◯②アヴェラーレ〉
とにかく軽い芝で切れるタイプ。今回は上がり最速タイの《32.8秒》で差し切りV。
〈2着・▲①ディヴィーナ〉
M.デムーロ騎手の「先頭に立ったら物見をした」というコメントからも、
なかなか勝ち切れませんが安定感は抜群です。
〈3着・△⑯ラインベック〉
意外と瞬発力勝負は合っています。もう少し上がりの掛かる方がベターではありますが、
勝ち馬との着差は《0.1秒》しかありませんし、重賞でもチャンスがありそうです。
石橋騎手「まだまだ良くなる雰囲気がある」
〈4着・△⑦フィアスプライド〉
もう少し上がりは掛かってほしいタイプですが、勝ち馬とは《0.3秒差》。
北村宏騎手「ゲートでアクシデントがあったが、我慢が利いた」
〈5着・⑪メイショウシンタケ〉
こちらも上がりはもう少し掛かってほしいタイプですが、よく走っています。
しかも、右回りの方が合っているにも関わらず、上がり最速タイをマーク。
浜中騎手「気難しい馬なので、気分優先に乗った。直線はフラフラしていた。
展開などが嵌れば一発がある」
〈6着・⑬サクラトゥジュール〉
上がり最速タイを使っているように、内容は決して悪くありませんが、
4コーナー15番手ではここまでが精一杯。レースぶりからもベストは1800でしょう。
田辺騎手「もう少し流れに乗りたかった」
〈8着・△⑤セルバーグ〉
吉田豊騎手「長距離輸送のせいかテンションも高かった」
菅原明騎手「休み明けの分もあると思うが、いつもよりピリッとした感じがなかった」
〈10着・△⑥フラーズダルム〉
木幡巧騎手「スタートで挟まれたのが痛かった。スムーズなら掲示板はあった」
〈11着・⑰ビューティフルデイ〉
三浦騎手「最後の進路取りでうまく誘導することができなかった。あのロスは痛かった」
〈12着・◎⑭ロータスランド〉
好位からバテた内容を見ると、やはり1600は長かったということです。
8/13(日)【小倉記念(GⅢ)】
〈レースのPoint〉
・昨年の勝ち時計《1:57.4》→今年の勝ち時計《1:57.8》
・今年の夏の小倉芝は例年よりも時計の掛かる軽い芝
〈1着・△③エヒト〉
スタートしてから押して押して好位につけた好騎乗が光りました。2着馬とは3kgの
ハンデ差がありましたが、後続に《0.4秒差》をつける完勝。文句なしの強さでした。
今の馬場が味方したことは確かですが、軽い芝でも七夕賞と同じタイムなら走破できる
ことを証明しました。
川田騎手「馬には無理をしてもらって動かしながらポジションを取りに行った。
ポジションを取ってから、とても雰囲気良くリズム良く走れていた」
〈2着・△②テーオーシリウス〉
内枠から楽にハナを切って巻き返しに成功。
今回は軽い芝での時計短縮が課題でしたが、今年の馬場を味方に粘り込みました。
〈3着・▲⑦ゴールドエクリプス〉
ハンデ51kgは魅力でした。1800と2000の間に壁を感じていましたが、
前走のマーメイドSよりも時計の早い直線平坦のコースで距離負担が減ったことで
浮上しました。
〈4着・◯④マリアエレーナ〉
勝ちに行く競馬でバテた形。今年は56.5kgという重ハンデを背負っていましたが、
それにしても物足りない内容です。
松山騎手「枠もスタートも良く、上手に3番手でレースを進めた」
〈5着・①カレンルシェルブル〉
上がり最速《34.8秒》をマークした内容は悪くありませんが、展開待ちのタイプに
なってしまいました。
〈6着・◎⑩ククナ〉
前走内容やハンデ、栗東滞在までしていたことを考えると物足りません。
岩田望騎手「現状の力は出せた」
〈9着・△⑧エニシノウタ〉
永島騎手は「ゲートは出てくれたが、(トモが)嵌るまでに時間が掛かる」とコメント。
ただ、ハンデは最軽量の50kgでしたし、格上挑戦で重賞の壁に跳ね返された印象も
あります。