【新潟芝の馬場傾向】〜Aコース6週目(良→軽い芝)〜
土曜7Rの未勝利戦(1800)で《1:46.7》という優秀な勝ち時計がマークされました。外回りコースでは瞬発力が求められます。今年の夏は全て良馬場での開催となっており、馬場の内目はまだ使える馬場状態を保っています。ただ、最終週ですし後方からの追い込みが決まるレースも見られました。
【レースのPoint】
・先行馬皆無の組み合わせ
◎⑪バラジ(魅力多数)
◯①サリエラ
▲⑩ファユエン
△③、⑦、⑨、⑤、②、⑬、⑭
〈バラジ〉
前走の目黒記念で《0.4秒差・6着》。決して悪い内容ではありませんでしたが、レース後に三浦騎手は「2000くらいならもっと攻めた競馬ができるかも」とコメントしました。実は2走前に騎乗した川田騎手も距離短縮を示唆していました。2人のジョッキーが同じ見解を示しているだけに、今回の2000への距離短縮は非常に魅力的です。
上がり33秒台前半の瞬発力を持っていますし、メンバー中唯一の先行馬で展開はかなり向きそうです。この新潟2000では勝利実績もあります。
サリエラは、前走の目黒記念で上がり《33.8秒》を使って差し込んできました。敗れてしまいましたが、厳しい外枠を考えればよく頑張っています。
キャリアは僅か5戦しかありませんが、完全な軽い芝巧者ですし、2000の実績も十分。ハンデの据え置きも好感が持てます。
国枝師の「1週前に挫石したが、一過性のもので走れる態勢にある。体の張りはもうひとつでもGⅢなら」というコメントから、まだ状態面は100%ではなさそうですが、新潟滞在の効果に注目しています。
ファユエンは、前走の関ケ原Sで不振続きから抜け出しました。重い芝の中京が舞台でしたが、上がり《33.2秒》の決め手は軽い芝でも通用するものです。
今回は重賞初挑戦で一気の相手強化がポイントですが、ハンデ53kgを活かすことができれば怖い存在となります。スタートも決めてほしいところですが、前走のようにある程度の位置で運べれば問題ありません。
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