【中山芝の馬場傾向】〜Cコース3週目(重い芝)〜
最終週を迎えていますが、土曜11Rの初富士S(二千)で《1.59.2》がマークされているように、今開催は馬場レベルの低下が非常にスローです。
ただ、最後の最後に雨の影響を大きく受けます。日曜の午前11時まで降り続く予報で、特に午前中は雨量も多くなっています。時計の掛かるタフな馬場に変化しそうです。
【レースのPoint】
・馬場状態の発表は?
・先行馬手薄
穴推奨:④ショウナンバシット
⑨カラテ
⑦アドマイヤハレー
⑧シルブロン
連軸候補:⑫ボッケリーニ
<ショウナンバシット>
昨年はクラシック3冠全てに出走。瞬発力とは無縁のタイプなだけに、菊花賞で注意していましたが、《1.3秒差・11着》と大敗。結果的に3000mが長すぎたということでしょう。それでも、3走前の神戸新聞杯はSペースからのヨーイドンで上がり《33.2秒》を使って《0.4秒差・7着》。5走前の皐月賞でも《0.7秒差・5着》と悪くない走りはできています。
今回は上がりの掛かる道悪馬場が魅力的です。実際、1勝Cを重馬場で勝利していますし、須貝師は「少しずつ大人になり、動きも随分と良くなってきた」とコメントしています。
<ボッケリーニ>
前走のチャレンジCで少し時計の掛かる決着を味方に《ハナ差・2着》としているように、ベストはもっと長い距離にあることが分かります。1Fの延長は大きなプラス材料です。2走前の京都大賞典と5走前の日経賞を見ても、道悪は全く苦にしませんし、G1以外では抜群の安定性を誇ります。明け8歳を迎えていますが、池江師は「ようやくピークを迎えてきている感じがある」と話しており、むしろ本格化ムードです。
<カラテ>
前走の宝塚記念で《1.4秒差・16着》という惨敗を喫しましたが、先行勢に厳しい展開だっただけに、これで2200mが長すぎると判断するのは早計です。今回はSペースならこなせるかどうかを確かめる一戦となります。そして、不良馬場で2勝を挙げる道悪の鬼です。7ヶ月の長期休養明けではありますが、辻野師から「過去の休み明けの中で反応は一番良かった。間隔は空いているが、力は出せると思う。暑い時期よりも寒い時期の方が良くて、今は冬毛も生えておらず、毛づやがいい。若々しさもある」と明け8歳馬とは思えないコメントが出ています。
【推奨買い目】
3連複2軸:④⑫-⑨①⑪⑦⑧⑥(総流し)