合同会社鷲田鷲男商店

競馬予想とデータ収集とブログとnoteとたまにボートレース担当 鷲田好位置  一口馬主とつまみと酒と旅担当 鷲田鷲男

2024『フェブラリーS/ダイヤモンドS/京都牝馬S/小倉大賞典』レース回顧

フェブラリーSは人気馬総崩れ。想定外のHペースでした。これからは有力馬のいない一戦となりそうですが、その分馬券は面白くなります。その有力馬たちが出走するサウジカップは今年から馬券発売がスタートします!!

 

2/18()【フェブラリーS

<レースのPoint>
・先行馬手薄でも前半3F《33.9秒》というHペースに
・サウジ遠征がある限り、メンバーレベルは低くなる=波乱ムードに

<1着・⑨ペプチドナイル>
東海Sの内容から重いダート向きで1600mも短いと思っていましたが、このHペースを4番手から抜け出して押し切った内容は着差以上の強さでした。後続は全て差し・追い込み勢ですし、結果的に持続力勝負でスタミナが活きた形です。11番人気の大金星でしたが、決してフロックではありません。

<2着・⑦ガイアフォース>
雨の影響があれば狙いたいと思える存在ですが…。「道中キックバックを気にするところはあったが、初ダートの割に我慢していた。ダートも大丈夫」と長岡騎手がコメントしているように、ダート適性を示しました。

<3着・穴⑧セキフウ>
本音は差し切ってほしかったところですが、「欲を言うなら、もう少し湿った馬場が良かった」と武豊騎手。東京の軽いダートでもこのコメントが出るということは、重いダートでは厳しいでしょうし、好走の幅が狭くなってしまいます。

<4着・穴⑩タガノビューティー
こちらも差し切ってほしかったのが本音ですが、やはり展開が向けば差し込んできます。7歳という高齢を全く感じさせません。仕掛けが少し早かった分、最後に失速してしまいましたが、勝ちに行く競馬をしただけに仕方ありません。

<5着・穴⑪キングズソード>
予想通り、1600mへの距離短縮で前半から置かれてしまいましたが、それでも掲示板をしっかりと確保。さすがにG1馬です。

<8着・⑭ウィルソンテソーロ>
Hペースに巻き込まれてしまいました…。また、レース前の輪乗りの時点で発汗がかなり目立っていました。

<11着・穴①イグナイター>
結果的に位置取りが前目過ぎましたが、1200mでも先行しているので仕方ありません。西村淳騎手は「距離もあるのか最後は伸び切れなかった」とコメント。ベストは1400mです。

<12着・ア④ドゥラエレーデ>
「距離が短くて息が入らなかった」(ムルザバエフ騎手)

<14着・軸⑤オメガギネス>
直線では追うのをやめていました。「前回1800mでよく頑張ってくれたので、今日は疲れていそうな感じ」とルメール騎手、「敗因としては慣れていないローテーションと目に見えない疲れがあったでしょうか」と大和田師は話しています。連戦すると力を出し切れないタイプのようです。今回はキャリアの浅さを露呈してしまいました…

 

2/17()【ダイヤモンドS

<レースのPoint>
・1000m〜2000mのラップが《64.7秒》
・ペースが上がらず3400m戦なのに上がり33秒台を要求される競馬に
・長距離戦の醍醐味はなかった

<1着・⑨テーオーロイヤル>
トップハンデの58.5kgを跳ね返しての勝利。2着馬とは3kg差あったように、着差以上の完勝と言えます。

<2着・⑧サリエラ>
3400mへの一気の距離延長は心配でした。ただ、ルメール騎手は「長い距離は合う。勝ち馬は長い距離の経験がある馬で、こちらは経験がなかった。これから良くなると思う」と2走目以降の距離慣れを見込んでいます。

<3着・軸⑤ワープスピード>
「ゲートを出て寄られてしまった。前に行きたかったが、大型馬なので寄られてしまうと勢いがつかない」と菅原明騎手。勝ち馬と同じ上がり《33.7秒》をマークしており、東京で良さが出ているのは確かですが、持続力を活かす競馬の方が合っています。

<4着・穴⑦ハーツイストワール>
田辺騎手は「断然左回りの方が手応えがいい。この距離もこなせた」とコメントしていますが、ベストは東京2500mでしょう。

<7着・ア⑥ニシノレヴナント>
「いつもと比べて走りに硬さがあった。本来のパフォーマンスを出し切れなかった。距離うんぬんではない」(大野騎手)

 

2/17()【京都牝馬S

<レースのPoint>
・前半3F《34.5秒》上がり《34.5秒》(完全なイーブンペース)

<1着・⑮ソーダズリング>
人気を考えても初の1400mは嫌でしたが、強い競馬を見せました。武豊騎手は「結果的にはこれぐらいの距離がいいのかも。マイルも6Fも視野に入る」と話しており、今後のレース選択に注目です!!

<2着・軸⑫ナムラクレア>
前哨戦+1400mへの距離延長でも着差は僅か《クビ差》と意地を見せました。G1はまだゲットできていませんが、ここでは力上位です。「次を見据えての仕上げ」と浜中騎手。4度目の正直でスプリントG1初制覇を狙います!

<3着・⑨コムストックロード/4着・⑧スマートリアン>
ベストは元々の適距離に戻っていたようですが、それをレース前に予想するのは…

<5着・穴⑥シングザットソング>
やはり1400mがベストです。57kgを背負いながらよく頑張っています。

<6着・⑱ロータスランド>
1400mの重賞で3度目の18番枠…。あまりにも偏りすぎです。それでも、松山騎手は最後方まで下げて内を突くという岩田康騎手の乗り方を再現しました。しかも、上がり最速《33.3秒》をマークしています。とにかく内枠が欲しいところです。

<7着・穴④テンハッピーローズ>
津村騎手は「久々の分、返し馬で緩さがあった。一回使って良くなりそうな雰囲気を感じた。だいぶ落ち着いてきたし、マイルぐらいでもと思う」とコメント。それはレースぶりからも納得です。

<10着・ア⑬メイケイエール>
「普通に出てくれれば道中我慢してくれるが、まだアテにしづらいところがある」(池添騎手)

<11着・⑩プレサージュリフト>
1400mでも2番手につける先行力を披露。ただ、キングスコート騎手は「1600mぐらいあった方がいいかも」とコメントしています。また、陣営は戦前から本調子にないことを示唆していました。

 

2/18()【小倉大賞典

<レースのPoint>
・1000m通過《57.2秒》(H)
・Bコース2週目で早い時計の出る馬場状態

<1着・ア⑫エピファニー
待望の1800m戦でした。間違いなくベスト距離ですし、今は上がりの掛かる競馬が合うタイプに変化しています。

<2着・軸⑪ロングラン>
こちらも1800mのHペースが一番力を発揮できる条件です。

<3着・穴⑨セルバーグ>
1800mへの距離延長を味方に先手を取り切りました。やはり、ハナが切れればしぶとく粘り込みます。「馬場は内が意外と良いと感じていた」と今村騎手。

<4着・⑦アルナシーム>
武器は瞬発力なので位置取りが前過ぎました。それでも粘り込んだのは1800m適性の高さでしょう。時計の出る馬場も味方しています。

<12着・ア⑭ゴールドエクリプス>
「ゲートでぶつけられた。馬にはかわいそうな競馬になった」(角田河騎手)