【中山芝の馬場傾向】〜Aコース5週目(重い芝)〜
先週日曜11Rに行われた有馬記念はドウデュースが《2:30.9》で勝利。これは過去10年の中で2番目の好タイムでした。今開催は雨の影響を受けておらず、良好な重い芝をここまで保っています。先行馬の粘り込みも差し馬の台頭も共に可能な馬場状態です。
【レースのPoint】
・キャリア浅い=波乱の可能性増す
・皐月賞に直結する一戦
穴推奨:⑮ウインマクシマム
⑩シリウスコルト
②ヴェロキラプトル(距離延長に注目)
⑯センチュリボンド(前走凡戦も)
⑪ショウナンラプンタ(ゲートが課題に)
アタマ狙い:⑥シンエンペラー
<ウインマクシマム>
札幌2000mの初戦が《2.08.3》と非常に平凡な走破タイム。2戦目の未勝利戦は軽い芝の東京で上がり《34.5秒》と切れ負け。そして、前走の中山2000mで初勝利を挙げました。完全に重い芝向きです。順当勝ちでしたが、勝ち時計の《2.00.7》は好時計でしたし、強い内容でした。畠山師は「前走は内枠だったので変に包まれないようにハナへ行っただけで、控える形でも問題ない。他馬より完成度は劣るけど、素質はかなり秘めている」とコメントしており、今回は外枠をゲットしたことで、レースがしやすくなった印象です。以前から陣営が高く評価している一頭。G1でペースが上がって更なる良さを発揮できるようなら。
<シンエンペラー>
東京1800mの新馬戦で上がり《33.8秒》の瞬発力を披露しましたが、前走の京都2歳Sは内回りコースの持続力勝負に。スタートの出遅れが影響し、後方からの競馬となりましたが、道中で馬群を割って進出しました。色々なことを経験しながら結果もついてくるという最高の形になりました。右回りもあっさりとクリアしたように、着差以上の強さと言えます。
「幼さを残すなかであの競馬ができたように能力はやはり相当高い。G1でも」と陣営はコメントしています。今回の課題は初の重い芝と直線の急坂です。
<シリウスコルト>
福島1200mでデビュー勝ちした後、マイルへ距離を延長した新潟2歳Sが《0.8秒差・5着》と悪くない内容。さらに2000mまで距離を延ばした前走で芙蓉Sを勝利しました。ここまで大胆な距離延長には驚きですが、確実に成績はアップしています。明らかに小回りコースの方がベターですし、同舞台勝ちの実績は大きな強みとなります。「前走時よりも馬体に厚みが出ており成長している」と宗像師。3ヶ月の休養による成長にも期待できそうです。時計面を短縮することができれば。
【推奨買い目】