【京都芝の馬場傾向】〜Dコース替わり(重い芝)〜
先週日曜の京都記念でも上がりが《35.7秒》掛かりました。今開催は本来の軽い芝とは無縁の馬場でレースが行われてきました。今週はDコースに替わりますが、そこまで影響はないと推測します。馬場の内目を空けるレースが多く、騎手の進路取りが明暗を分けますが、内ラチ沿いの馬場もまだ死んでいません。差し馬も十分に台頭できます。
【レースのPoint】
・難しい馬場で馬券的に勝負しづらく…
・Dコース替わりによる時計面の変化
・有力馬は条件替わりがポイント
穴推奨:④テンハッピーローズ
⑭ジューンオレンジ
⑥シングザットソング(距離延長に注目)
⑯モズメイメイ(ハナ切れれば)
⑤ウインシャーロット
連軸候補:⑫ナムラクレア
アタマ狙い:⑬メイケイエール
<テンハッピーローズ>
明らかにベスト距離は1400mです。3走前の安土城Sは上がり最速《32.3秒》、2走前のパラダイスSは上がり《32.7秒》を使いながら差し届きませんでしたが、前走の朱鷺Sを上がり《33.5秒》で差し切りました。この上がりで勝てるようになっているのは馬が強くなっている証拠ですが、さらに上がりの掛かる今の荒れ馬場が味方になる可能性を感じます。
今回は6ヶ月の休み明けとなりますが、陣営は「夏場に良績のある馬だが、冬場が駄目なわけではない。体調は良さそう。距離も合っている」とコメントしており、面白い存在です。
<ナムラクレア>
昨年は高松宮記念で《0.1秒差・2着》、スプリンターズSで《0.2秒差・3着》とG1制覇にはあと一歩届いていない現状です。もちろんシルクロードSやキーンランドCでの強さから重賞では明らかに力上位です。
問題は1400mへの距離延長。3走前のヴィクトリアマイルで1600mが長いのは確定していますが、1400mは(0.2.0.0)と守備範囲内です。高松宮記念の前哨戦となりますが、長谷川師から「目標は次でビッシリとは仕上げていないが、ここ2週ともに抜群の動き。前哨戦としては満足のいく状態で臨める」と強いコメントが出ています。
<メイケイエール>
2走前のスプリンターズSで《0.4秒差・5着》。池添騎手から「正直なところ、このストライドは1200mの馬ではなく能力だけでカバーしてくれている」と非常に嫌なコメントが出ました。体はもう少し長い距離向きなのに、心は1200m向きというさらに狙いづらいタイプになってしまいました。ただ、大きすぎる課題だった折り合いがかなり良化している今なら1400mをこなせていいでしょう。実際、1400mでは2戦2勝と負けなしです。ただ、3走連続で出遅れているゲートは決めたいところです。
【推奨買い目】
ワイドフォーメーション:④⑭-⑫④⑭⑬⑥⑯⑤③
3連複フォーメーション:⑫-④⑭-④⑭⑬⑥⑯⑤③⑱⑮⑩