【中山芝の馬場傾向】〜Aコース4週目(重い芝)〜
先週日曜11RのアネモネSが《1:34.6》で決着。今開催は良馬場でも時計が掛かっています。差し馬の台頭も十分に可能な馬場状態です。先週は何人ものジョッキーが3.4コーナーの傷みを気にしていたように、今週もそこをこなせるかどうかがポイントになりそうです。ただ、馬場の内目はまだ使えます。
【レースのPoint】
・牝馬クラシックに向けての一戦
・人気馬も課題は多い
穴推奨:④テリオスサラ
⑫フォーザボーイズ(距離延長歓迎)
⑩ラビットアイ
⑧エルフストラック
①ヒラボクミニー
連軸候補:⑤ミアネーロ
アタマ狙い:②カンティアーモ
<テリオスサラ>
2走前のフェアリーSはスタートの大出遅れで終わってしまいましたが、前走のクイーンCではしっかりと決めて本来の先行する競馬が戻りました。直線の半ばまでは見せ場を作りましたが《0.7秒差・7着》。「最後、バテていないが、もう少し速い脚が欲しかった」という戸崎騎手のコメントから、今回の1800mへの距離延長と重い芝替わりが魅力的です。実際、中山1800mは未勝利勝ちの舞台。上がりを要する持続力勝負は合っています。石橋騎手はリベンジのチャンスです。
<ミアネーロ>
中山1800mで新馬勝ち。直線ではフラフラ走ってしまい、審議が行われましたが、前走の菜の花賞では逆に不利を受けました。ルメール騎手が「直線で狭くなって危なかった。能力はあるけどまだビビリ」と振り返っていたように、直線では急ブレーキを掛けるシーンがありました。度外視可能ですが、それでも上がり最速《34.2秒》をマークしています。
1800mに距離が戻るのは歓迎できますし、林師は「精神的に少し繊細なところはあるが、一戦ごとに成長を感じる」とコメントしています。人気馬の中では一番信頼できるでしょう。
<カンティアーモ>
初戦から高いパフォーマンスを見せました。1000m通過《59.3秒》というHペースを先行して抜け出し。《1:46.4》のレコード決着を制しました。前走のデイリー杯2歳Sでは《0.6秒差・6着》と人気を裏切ってしまいましたが、「前に馬がいる状況でゴーサインを出されたことがなかったのでそこに少し戸惑いがあった。これがいい経験になりそう」とマーカンド騎手は話していました。また、マイルの距離も短い印象を持ちました。1800mへの距離延長がプラスに働きます。
時計の掛かる中山がどうかですが、持続力を要求される舞台は合っているだけに、重い芝と直線の急坂をこなすことができれば。
【推奨買い目】