菊花賞トライアルと秋華賞トライアルの振り返りです。勝ち馬のパフォーマンスがかなり目立った2重賞でした!!
9/18(月)【セントライト記念(GⅡ)】
〈レースのPoint〉
・1000m通過《60.1秒》(Sペース)
〈1着・△④レーベンスティール〉
2200mへの距離延長は全く問題ありませんでした。モレイラ騎手からは「特別な馬になっていく可能性は非常に高い」とかなり強いコメントが出ています。上がり最速《33.9秒》をマークしており、文句なしの強さでしたが、やはりベストは東京のような広いコースでしょう。
〈2着・◯⑭ソールオリエンス〉
敗れてしまいましたが、手塚師は「外々を回る競馬では厳しかった。ただ、課題のコーナリングは良くなっていた。体型以上に距離が保つことが分かった」と収穫をコメントしています。また、4コーナーで寄られる不利もありましたし、前哨戦としては決して悪い内容ではありません。
〈3着・△⑥シャザーン〉
前目の位置で流れに乗れたことには驚きました。ひと夏を越しての成長を示しました。
〈4着・△②セブンマジシャン〉
「これだけのメンバー相手に差のない競馬ができたし、今後の成長に期待したい」と西村淳騎手。
〈5着・◎①キングズレイン〉
最内枠をゲットしたにも関わらず、道中はまさかの最後方。位置取りが悪すぎます。「もう少し距離が欲しいし、スタートが遅い。坂を上がって一杯になった」とルメール騎手。
〈6着・△⑬ウインオーディン〉
「今日の感じなら距離が延びても大丈夫」と三浦騎手は話していますが、スタートは大きな課題です。
〈10着・▲⑩ウィズユアドリーム〉
ハナ切れないと脆い?2200mは長すぎた?両方の可能性も十分あります。
〈15着・△⑫コスモサガルマータ〉
中山は合っていませんが、ここまで負ける馬ではありません。「手前を替えすぎてバランスを崩していた。ワンターンの競馬の方が合っている」と松岡騎手。
9/17(日)【ローズS(GⅡ)】
〈レースのPoint〉
・メンバーレベル高い
・上がりの早い決着でも差し・追い込み勢が上位を独占
〈1着・△⑫マスクトディーヴァ〉
《1:43.0》。この時計で走れるとは全く想像できません。上がり《33.2秒》という決め手も繰り出しており、時計・上がり共に強烈な数字となっています。それでも、岩田望騎手からは「直線ではまだ遊ぶ場面もあって、余力は残っていた。まだまだ良くなる馬」と驚きのコメントが出ています。とても収穫の大きな一戦でしたし、一気に秋華賞の有力候補が現れました。
〈2着・▲⑤ブレイディヴェーグ〉
ルメール騎手の「スタートは上手ではない。距離は延びても大丈夫」というコメントから、今後も出遅れは続きそうです。ただ、厳しい位置から唯一の上がり32秒台をマーク。さすがの瞬発力を披露しました。
〈3着・△⑩マラキナイア〉
ベストは1600mだと思っていましたが、この早いペースでも差し込んだということは1800mも問題ありません。直線の寄られる不利も跳ね返しました。
〈4着・◯⑨アンリーロード〉
「あのようなトモなので一歩目がスパーンとスタートを切れない。最後ギアが上がったところでカットされた場面がもったいなかった」と吉田隼騎手。現状は前半からついていけません。
〈5着・△⑪ココナッツブラウン〉
−14kgという馬体減が響いた印象。それでも掲示板を確保したのは力のある証拠です。
〈6着・①フォーチュンコード〉
切れ負けした形ではありますが、これまでの上がりを大幅に短縮することに成功。秋山真騎手も「先々はこのクラスのレースでも差は詰まる」と高評価しています。
〈8着・◎②ソーダズリング〉
完璧なレース運びで伸び切れず…。鞍上も敗因を掴み切れていません。
〈12着・△⑭コンクシェル〉
ハナ切れないと脆いタイプなのかもしれません。また、モレイラ騎手は「落鉄していた」と話しており、その影響もあったはずです。
〈14着・△⑦ラヴェル〉
坂井騎手は「道中は少しずつ力みながらという感じだった。その分、伸び切れなかった感じ」とコメントしていますが、これで阪神では(0.0.0.3)。やはり、東京がベストでしょう。