文句なしのダート王が誕生!!全く異なる条件のフェブラリーSとチャンピオンズCを同年に制覇するのはかなり難しいことです。陣営は来年の海外再挑戦を視野に入れているようです。
12/3(日)【チャンピオンズC】
<1着・⑮レモンポップ>
「道中は距離ロス無く運んで行きたかったのでラチ沿いを通った」と坂井騎手は振り返っています。ケイアイシェルビーの出方が気になりましたが、大外枠でもスピードが違い過ぎました。昨年まではマイルもギリギリの印象があっただけに、重いダートの1800mを走り切ったのは物凄い進化です!!
<2着・⑦ウィルソンテソーロ>
スタートの出遅れが響き、終始後方13番手での追走。そこから、上がり最速《36.6秒》という素晴らしい決め手を披露しました!!前走のJBCクラシックは平凡な内容でしたが、1頭だけ目を引く末脚でした。
<3着・穴⑤ドゥラエレーデ>
強敵相手に大健闘の3着。ホープフルSを制しているにもかかわらず、高いダート適性を示しました。「気性の成長が感じられた。サウジアラビアやドバイのダートも合うと思う。まだ3歳なので未来がいっぱいある」と高評価したムルザバエフ騎手とは相性抜群です。
<5着・穴②メイショウハリオ>
「年齢的なズブさが出てきている」(浜中騎手)
<10着・軸⑫セラフィックコール>
連勝は『5』でストップ…。M.デムーロ騎手の「3.4コーナーでは馬なりで上がって、本当に良い手応えだった。しかし、直線に向いて思ったより伸びなかった。外を回った分でしょうか」というコメントでは敗因を掴み切れません。力負けではないのは確かですが…
<11着・軸⑨クラウンプライド>
「パドックを出てから後ろ向きな瞬間が多かった。いつもと全く違う競馬になってしまった。気持ちが入らないままレースが終わってしまった」(川田騎手)
<14着・穴⑭アイコンテーラー>
「ダートを使ってから初めて砂を被る経験をして、それに抵抗があった。ビックリしてリズムが狂ってしまい、やる気がなくなってしまった」とモレイラ騎手。外枠でそれは言い訳になりませんし、残念な騎乗でした。
12/2(土)【ステイヤーズS】
<レースのPoint>
・ペースは一度も上がらず
<2着・軸⑪テーオーロイヤル>
差し馬には展開が厳し過ぎました。上がり最速《33.9秒》は3600m戦とは思えないタイムです。負けて強しです。
<3着・ア⑤マイネルウィルトス>
Sペースではありましたが、3600mを無難にこなしたのは収穫です。「想定外だったのは前が止まらなかったこと」(横山武騎手)
<4着・②ワープスピード>
こちらも3600mを無難にクリア。荻野極騎手からは「今日は大事に乗り過ぎた」ともっと持続力を活かしたかったことが読み取れます。
<5着・①キングズレイン>
「最後、脚が上がったが、距離適性はある」とビュイック騎手。矛盾しているコメントですが、3600mは長過ぎたか?
<6着・穴⑨ダンディズム>
「距離が少し長かった」(富田騎手)
<11着・穴⑮アフリカンゴールド>
国分恭騎手は「向正面で勝ち馬が引っ掛かるような感じで来て、オーバーペースになると思い控えた」とコメントしていますが、超Sペースですし、結果的に勝ち馬はそのまま押し切っています。ハナを譲った時点で無理だと思いました。
12/2(土)【チャレンジC】
<1着・ア⑤べラジオオペラ>
今年の3歳牡馬の中では上位の存在。どの距離、どんな馬場が適条件なのかは全然分かりませんが、現時点では器用なタイプと判断できます。
<2着・軸④ボッケリーニ>
少し時計の掛かる決着になったことが味方しました。だからこそ、ベストはもっと長い距離ということです。ただ、2000mでも安定して走れる強みがあります。
<3着・②イズジョーノキセキ>
最近、力む面が出てきてしまいましたが、その中でも2000mをこなしたのは収穫に。
<5着・穴⑫マテンロウレオ>
近2走の走りからは確実に良化が見られます。まだ本調子というわけではないですが、復調気配を感じます。「開幕週で外を回らされた分だけ損をした」(昆師)
<6着・⑥ガイアフォース>
敗因は2つ。状態面は前走がピークだったことと既にベスト距離は1800mと判明しています。今回は飛んでほしい人気馬でした。