【阪神芝の馬場傾向】〜Aコース2週目(重い芝)〜
先週日曜は雨の影響を大きく受け、終日《重》でレースが行われました。Hペースで流れた阪急杯でも《1:21.2/35.9秒》と時計・上がり共に掛かっていました。先行馬の粘り込みも差し馬の台頭も共に見られました。
【レースのPoint】
・金曜正午時点で《重》発表
・土曜は回復傾向でレース中に《良》まで回復の可能性あり
・良好な重い芝で早い時計、上がりがマークされそう
・先行馬と内枠の馬の巻き返しに注目
穴推奨:⑦フルレゾン
⑫ショウナンマヌエラ
①ブルーアイドガール
④ワイドラトゥール
⑧セキトバイースト
連軸候補:⑯タガノエルピーダ
⑨スティールブルー(外回り歓迎)
アタマ狙い:⑤ミラビリスマジック
⑩ガルサブランカ(課題多い)
<フルレゾン>
注目したいのが3走前の未勝利戦。今回と同じ阪神1600mでマークした勝ち時計の《1:33.3》は優秀ですし、《34.1秒》という上がりはメンバー中最速のものでした。好バランスの数字面です。この内容から2走前のデイリー杯2歳Sでも連軸候補に推しましたが、《1.0秒差・10着》とまさかの大敗。前走の白梅賞では放馬して競走除外となってしまいました。池添師が「テンションの高さが課題で、その点を考慮して調整」とコメントしているように、オルフェーヴル産駒らしい一面が出てしまっています。それでも、実績のある舞台へ戻る今回は狙いたい存在となります。少し上がりが掛かってほしいタイプだけに、ペースは少しでも流れてほしいところです。
<タガノエルピーダ>
軽い芝の新馬戦で上がり最速《33.5秒》といういい決め手を披露しましたが、前走の朝日杯FSはHペースを先行したことで持続力を問われる競馬になりました。普通なら大敗してもおかしくありませんが、厳しい展開を跳ね返して《0.2秒差・3着》と好内容。しかも、阪神JFを除外されたことで牡馬との戦いとなりましたが、全く引けを取らない走りを見せました。まだ、持続力タイプなのか瞬発力タイプなのかはっきりしませんが、ペース不問の強みがあります。牝馬限定戦なら力上位は明らかですし、桜花賞の権利を取るために本気度の高い一戦となります。大外枠に入ってしまいましたが、先行力でカバーしたいところです。
<ミラビリスマジック>
中山1600mで新馬勝ちしましたが、「稽古をしっかりと積めていたわけではなかったし完成されてはいない」という田辺騎手のコメントが価値を高めます。そのコメントの通り、2戦目の菜の花賞で《1:33.4》まで走破タイムを更新する優秀な内容を残しました。今回は初の直線の長いコースがポイントとなりますが、中山でマークした上がり《34.2秒》は目立ちますし、むしろ瞬発力強化に繋がれば楽しみです。関西への長距離輸送も初めてですが、国枝師の「根性はあるし、動じないので輸送は問題なさそう」という見立てが正しければ。
【推奨買い目】
ワイドフォーメーション:⑦⑫-⑯⑨⑤⑩⑦⑫
3連複フォーメーション:⑦⑫-⑯-⑨⑤⑩⑦⑫①④⑧⑥②③⑬