合同会社鷲田鷲男商店

競馬予想とデータ収集とブログとnoteとたまにボートレース担当 鷲田好位置  一口馬主とつまみと酒と旅担当 鷲田鷲男

2024『スプリングS・阪神大賞典・フラワーC・ファルコンS』レース回顧

シックスペンスが圧巻の走りを披露!!テーオーロイヤルが待望のG1制覇にまた一歩前進!!皐月賞桜花賞の出走メンバーが揃ってきました。スプリングSはコスモブッドレアが3着に粘っていれば3連複があっただけに残念でした…

 

3/17()【スプリングS

<レースのPoint>
・1000m通過《63.1秒》という超Sペース
・中山なのにレースの上がりが《33.7秒》に

<1着・ア④シックスペンス>
素晴らしい切れ味で上がり最速《33.3秒》をマーク。着差のつきづらいSペースで後続につけた3馬身半差は大差勝ちと言えます。今回は1800mへの距離延長がポイントでしたが、ルメール騎手から「2000mはもちろんのこと、それ以上の距離もこなしそう」とコメントが出ています。今後Hペースで流れた場合の対応はカギとなりますが、東京でのパフォーマンスが非常に楽しみですし、ダービー馬候補に加わりました!!

<2着・穴⑦アレグロブリランテ>
大きな展開の利はありましたが、上がりを《34.3秒》でまとめることができたのは大きな収穫となります。道悪ではなく良馬場でルカランフィーストを逆転しました。

<3着・穴②ルカランフィースト>
「理想はもっと綺麗な馬場。古馬になって良くなりそうな馬」(横山武騎手)

<4着同着・穴⑤チャンネルトンネル>
「もう少し馬体を絞りたい」と松岡騎手。また、明らかに東京向きです。

<4着同着・軸⑨コスモブッドレア>
「スローの流れでこの馬の持ち味が活きなかった」(石川騎手)

<10着・穴①ジュンゴールド>
展開は厳しすぎましたが、最後方の位置取りは意外でした。それでも、坂井騎手は「テンションは前回よりもマシだった」と中山2戦目の慣れをコメントしています。

 

3/17()【阪神大賞典

<レースのPoint>
・予報よりも早く・多く雨が降った
・2回目の1000mが《65.2秒》と一気にペースダウン
稍重でも上がり《35.1秒》とある程度の瞬発力を要求される競馬に

<1着・軸⑥テーオーロイヤル>
抜群の手応えでの楽勝劇。「重い馬場の経験があまりなかったのでどうかと思ったが、ゴールまで全くスピードが衰えることなく走ってくれていたのですごいなと思った」と菱田騎手は絶賛しています。天皇賞(春)でG1初制覇を狙います!!

<2着・穴⑨ワープスピード>
勝ち馬との力差ははっきりしてしまっていますが、同斤量を背負っても2着をしっかりと確保したのは大いに評価できます。切れる脚もある方ですが、道悪でよく頑張っています。

<3着・ア②ブローザホーン>
3000mへの距離延長も問題なくクリアしましたし、道悪もプラスに働いています。

<4着・穴①プリュムドール>
やはり阪神巧者です。戦前のコメントの通り、立て直された効果を発揮しました。

<5着・⑪ゴールデンスナップ>
3勝クラスからの格上挑戦でも2着馬とは《0.4秒差》しかありません。しかも別定戦だったことが価値を高めます。長距離適性の高さを示しました。

<6着・軸⑩サヴォーナ>
「重に近い稍重の馬場もしんどかったかも」(池添騎手)

<11着・穴⑬シルヴァーソニック
「2周目3コーナーで息切れした。次は良いと思う」(武豊騎手)

<12着・穴③ディアスティマ>
「最後は気力がなくなってしまった」というムルザバエフ騎手のコメントには注目です。年齢による衰えではないようです。ベストはハナを切る形ですが、馬具の工夫などをチェックしたいところです。

 

3/16()【フラワーC

<レースのPoint>
・1000m通過《60.0秒》(Sペース)
・先行馬の粘りが頼りない

<1着・軸⑤ミアネーロ>
「先頭に立ってからはまだフラフラするところがあり、幼いところを残す。この馬と大きいところを狙いたい」(津村騎手)

<2着・⑨ホーエリート>
重賞でここまでやれるとは思いませんでした。しかも、原騎手は「最初のコーナーでハミを噛ませてしまって、欲しいポジションより後ろになってしまい、やりたい競馬ができなかった」と振り返っています。展開が向いたわけではありませんし、フロック視は危険です。

<3着・ア②カンティアーモ>
「直線ではスペースを見つけるのに時間が掛かってしまった」(ルメール騎手)

<4着・穴⑩ラビットアイ>
予想外の後方からのレース運びとなりましたが、上がり最速《35.0秒》をマーク。

<9着・穴⑫フォーザボーイズ>
4コーナーまでの手応えは良いように見えましたが、バッタリ止まってしまいました。1800mへの距離延長は間違いなくプラスに働くと見ていましたが、マイルの方がベターなのかも?

<12着・穴①ヒラボクミニー>
「最後に踏ん張り切れなかったのは距離もあるかも」(田辺騎手)

 

3/16()【ファルコンS

<レースのPoint>
・前半3Fが《33.8秒》で流れても上がりが《34.7秒》でまとまる良好な馬場

<1着・穴⑮ダノンマッキンリー>
すごい決め手を披露しました!!上がりは唯一の33秒台でしたし、外枠から大外一気を決めたのは力と能力の違いです。1400mでペースが流れる競馬が抜群に合っています。

<2着・穴⑥オーキッドロマンス>
1400mで好内容を続けていますが、今回もこのペースで粘り込んでいるように、ベストの1200mならかなりの活躍が期待できそうです。

<3着・軸⑨ソンシ>
「現状は前の馬との力差を感じる。もうひとつ成長が伴えば」(川田騎手)

<5着・軸①ロジリオン
最内枠で最悪の出遅れに加えて、三浦騎手は「ペースが落ち着いて4コーナーから行くところがなく、何もできずに終わってしまった」と話しています。それでよく掲示板に載っています。重賞は楽に勝てそうです。

<9着・ア⑤シュトラウス
前走の競馬を踏まえて最後方まで下げる選択は間違っていません。あの感じならマイルはもちそうな印象です。直線の脚は目立ちましたし、着順以上に評価できる内容でした。北村宏騎手が「少し力んでいたが我慢は利いた。(直線は)進路がなく脚を余す形になった」と話しているように、やはり能力は高いものがあります。次のNHKマイルでは一発を期待したい存在です。

<11着・穴③サトミノキラリ>
「本当は前に行きたかったが、スタートで挟まれて位置が取れなかった。直線もスペースがなく、もったいない競馬に」(横山武騎手)

<14着・穴⑬エイムフォーエース>
直線ではまともに追うこともできずに終わってしまいました。残念な競馬になってしまいましたが、初の長距離輸送をクリアしたことは今後に繋がります。