【札幌芝の馬場傾向】〜Cコース2週目(洋芝)〜
土曜札幌10RのWASJ第1戦(芝1200)が《1:09.2》という勝ち時計。
良馬場に回復しましたが、時計・上がり共に掛かっていました。差し馬の台頭も十分に
可能な馬場状態です。ただ、馬場の内目を通った馬の好走は見られました。
【レースのPoint】
・日曜日は雨予報が出ている
・洋芝は稍重でもかなり悪化する
・逃げ馬不在も差し馬に注目
◎②ナランフレグ(道悪なら)
◯⑭ナムラクレア
▲⑩ゾンニッヒ
△④、⑧、⑪、⑯、⑫、③
〈ナランフレグ〉
2走前の不良馬場で行われた高松宮記念で《0.3秒差・4着》。昨年のような勢いは
ありませんでしたが、それでもよく頑張っています。
前走の安田記念は、軽い芝のマイル戦という厳しい条件でしたし、度外視できます。
ゲートの出が悪い点は課題となりますが、それだけに時計の掛かる洋芝はプラスに
働きます。道悪の影響が加わればさらにチャンスが増します。
ベストは中京コースですが、今は右回りも全く問題ありません。
陣営は「ハミを取るようになったし、うなるような感じが出てきた。今までの
ナランフレグでは感じたことのないほどだった」と状態面を絶賛しています。
初めて着用するブリンカーの効果にも大注目です。
ナムラクレアは、良馬場の時計勝負でも極悪馬場でも安定して走っているように、
馬場不問の強みがあります。前走のヴィクトリアマイルの内容を見ても、やはりベストは
1200です。本番はスプリンターズSとなりますが、長谷川師は「順調にきており前哨戦
としては十分な出来にある」とコメントしています。
ゾンニッヒは、前走の青函Sが非常に強い競馬。前半3F《34.6秒》という先行有利の流れ
を差し切った内容は力の違いと芝1200適性の高さを示しています。
ただ、稍重発表で《1:09.3》と時計は掛かっていましたし、雨の影響があれば怖い存在と
なります。
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